メディアの隙間から

10数年にわたるPRマン時代の感性をベースに、メディアに日々接する中で感じた??を徒然なるままにつぶやく。2020年末に本当に久しぶりに再開

2005-01-01から1年間の記事一覧

データコラム『Nipponチャチャチャ』

[執筆:三木 賢治(みき けんじ)]ジャーナリスト。1949年生まれ。 73年、毎日新聞入社。社会部で事件取材の経験が長く、社会部デスク、編集委員、「サンデー毎日」編集長などを経て、現在は論説委員。◎日本の文化や習慣をテーマに、いろいろなデータを…

中国の治安悪化の背景

[[*中国が怖い]] 首都圏を中心にすっかり人気が定着したフリーペーパーのTOKYO HEADLINEの最新号、4月11日号でも中国、韓国での大掛かりなデモをはじめとする反日感情の爆発が報じられている。相変わらず自らの治安維持能力不足というより、維持するつもり…

めちゃぶつけ、消えた

「めちゃぶつけ」というボール遊びに興じたのは、小学5年か6年からのことだ。中学でも盛んだった。自分たちだけの勝手な遊びかと思っていたら、他の中学でも行われていたらしく、高校でもずい分流行したものだ。 ルールは単純。ボールを持ったら、誰かまわ…

『Nipponチャチャチャ』

データコラム『Nipponチャチャチャ』 [執筆:三木 賢治(みき けんじ)] ジャーナリスト。1949年生まれ。 73年、毎日新聞入社。社会部で事件取材の経験が長く、社会部デスク、編集委員、 「サンデー毎日」編集長などを経て、現在は論説委員。◎日本の文化…

国民より大事なものが?

今国をあげての関心事になっているBSE牛肉の問題にしてもそうだ。断固として全頭検査を主張し、こればかりは国民の食の安全に関することであり、いかにアメリカでも譲れないとして、頼もしい対応を示していた政府の対応が、たった一人の女性の来日でどうも揺…

相変わらず不透明な安全意識

27日付の朝日新聞に関西電力の藤洋作社長が辞任を表明した件に関して、「これで安全が守れるか」と題した社説が掲載された。きっかけとなったは、昨年8月に美浜原発で発生した11人が死傷した事故なのだが、辞任発表の記者会見では、調査の結果不適切な対応が…

<データ・チョコレートの消費額>

日本チョコレート・ココア協会によると、2003年の国内1人あたりチョコレート製品年間消費量は1.84キロで、20年間に約4割も増加している。また、総務省統計局の調査では、全国の県庁所在地の住民が1年間に消費するチョコレートは平均4,104円。バレン…

有難いホワイトデー

ホワイトデーの買い物ほど厄介なものもない。何のことはない。2月のバレンタインデーに頂戴した義理チョコレートの「お返し」にすぎないのだが、品選びは楽ではない。どうせ義理なのだから適当に見繕えばよいかと言えば、そうもいかない。義理だからこそ余…

『Nipponチャチャチャ』

[執筆:三木 賢治(みき けんじ)]ジャーナリスト。1949年生まれ。73年、毎日新聞入社。社会部で事件取材の経験が長く、社会部デスク、編集委員、 「サンデー毎日」編集長などを経て、現在は論説委員。 ◎日本の文化や習慣をテーマに、いろいろなデータを…

ライブドアの続報

*ライブドアの経済論理 ニッポン放送の株取得を巡るライブドアvsフジTVの戦いは、法廷に持ち込まれての第二ラウンドに舞台が変わりそうな気配だ。現在論点になっているのは、集約すれば堀江氏の時間外取引がルール違反であって、ニッポン放送のフジTVへの新…

メディアは気まぐれ

このところライブドアVSフジTVのニッポン放送株式取得を巡る攻防が、連日メディアを賑わしている。その論調で圧倒的に目に付くのが、ライブドアの堀江社長のやり方が胡散臭いというものだ。わずか数ヶ月前には、プロ野球への参入や地方競馬への経営参加など…

マスコミの権力志向

マスメディアが、「報道」という行為を通じて情報をコントロールすることで、社会に対する権力機構として働くことは周知の事実。特にTVは、映像と言葉を武器に情報の受け手に対してより強いインパクトで迫ることができる。新聞は、写真というビジュアル手段…

恥ずかしい光景

風邪でお休みしていた小泉総理を迎えて、NHKの国会中継があった。舞台は、衆議院予算委員会における各党の集中質問。中継を見たのは途中からだったので事の経緯は不明だが、自民党・宮路和明衆院議員が質問した際の他議員たちの反応がなんともみっともないも…

増殖する「無神経」

あらゆる生活の風景の中に「無神経」が増えている。電車などの公共の乗り物、駅、道路、映画館、劇場などなど・・・ 数え切れないほどの無神経な光景が、まるで悪質なインフルエンザのように蔓延している。日本人は謙虚で慎み深く他への心配りをわきまえた民…

<データ・沖縄戦>

●1941(昭和16)年 12月8日 日本軍、ハワイ真珠湾を攻撃。太平洋戦争始まる●1942(昭和17)年 2月 日本軍、シンガポール占領 4月18日 日本本土に初空襲 6月5日 ミッドウェー海戦、日本海軍は航空母艦4隻失い惨敗 ●1943(昭和18)年 1月 ガダルカナル…

消えた沖縄

「しまった」と思った時、飛行機はタクシーウェイを滑走路へと走り出していた。ほぼ満席の沖縄便。窓側に座ったら、3人がけシートの隣2人と前列、後列の3人ずつの計8人が同じグループの若い男たちだった。囲碁で言う「上げ石」にされた格好である。 案の…

『日本チャチャチャ』

[執筆:三木 賢治(みき けんじ)]ジャーナリスト。1949年生まれ。73年、毎日新聞入社。 社会部で事件取材の経験が長く、社会部デスク、編集委員、「サンデー毎日」編集長などを経て、現在は論説委員。◎日本の文化や習慣をテーマに、いろいろなデータを…

感情に流されない論議が必要

奈良での女子小学生誘拐殺人事件以来、性犯罪者の前歴情報を警察や地域社会が管理して防犯効果を向上させよう、との動きが目立つ。並行して議論されるのが、人権や個人情報保護をどうするかの問題だ。1月25日付けの読売新聞解説面の大型コラム「論陣論客」で…

スノータイヤの広告に警告

アメリカでは、広告表現によって生活を脅かされた、あるいは何らかの損害を被ったとして訴訟が起こされる。典型的なものはタバコメーカーの広告だろう。若者が憧れる男らしいいかにもかっこいい表現につられてタバコを吸い始めて何十年、肺がんになった。そ…

身の上相談の読み方

以前にも書いたが、新聞の身の上相談の欄が面白い。中には結構深刻な相談もあるが、所詮他人事だから、と安心して読んでいられる。自分が相談員になった気分で、紙上とは違った回答を用意して、読み比べてみて自分のほうが的を得ているなどと一人悦に入って…

データ・年賀郵便取り扱い数

年賀状はがきの習慣は19世紀末、欧米のクリスマスカードや絵はがきの流行に影響されて始まったといわれている。明治30年代に入ると、毎年正月の初めに年賀状が殺到し、郵便局が混乱するようになった。このため東京郵便電信局は1899(明治32)年、12月20日か…

読めない年賀状

便利な品々を創出してくれた発明家たちには感謝するばかりだが、二人だけ恨めしく思わずにはいられない人がいる。 一人は事件記者の夜回りを考え出した人。誰かははっきりしていて、佐々木武惟という毎日新聞社会部の伝説的な事件記者だ。本題でないので詳述…

『Nipponチャチャチャ』

f[執筆:三木 賢治(みき けんじ)] ジャーナリスト。1949年生まれ。73年、毎日新聞入社。 社会部で事件取材の経験が長く、社会部デスク、編集委員、「サンデー毎日」編集長などを経て、現在は論説委員。 <イラスト提供:原 慶子> (http://home.catv.…