メディアの隙間から

10数年にわたるPRマン時代の感性をベースに、メディアに日々接する中で感じた??を徒然なるままにつぶやく。2020年末に本当に久しぶりに再開

2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

法務大臣のセンスに問題あり

例によって閣僚の問題発言だ。今回は鳩山法務大臣。先ごろの「死刑を自動化できたらいいな」発言に続いて、「友達の友達がアルカイダ」発言で物議をかもしている。しかも発言の場所が外国特派員協会だったから、あっと言う間にニュースが世界中を駆け巡って…

ネット上の危険から子供を守るには

出会い系サイトに加えて、最近ではブログやモバゲーサイトなどをきっかけに子供が犯罪に巻き込まれる例が急増している。28日付の朝日新聞横浜版によれば、出会い系サイトをきっかけとする事件の検挙件数は02年の98件に対して、06年は248件と2.5倍になった。…

講談社はコマーシャリズムを優先した?

数日前、横浜の大手書店で草薙厚子氏の記した「僕はパパを殺すことに決めた」を探したが、売り切れというより、もう売り場には出ないのだという。販売員によれば、今後も入荷の予定はなく実質的な絶版となるらしい。それを聞いて思わず「講談社も情けないな…

キレる中年に意義あり

朝日新聞の記事から、さらにTVでも取り上げられたが、「キレる中年」がこの10年で急増しているのだそうだ。キレるのは、若者の専売特許の感があったが、分別盛りの中高年である50〜60代にキレる現象が目立っているらしい。確かに電車や駅、あるいはデパート…

やっぱり怪しかった守屋さん

人を見かけで判断するのはいいことではないが、この人物に限っては当たっていたようだ。この8月に退任した元防衛省次官の守屋武昌氏だ。慇懃無礼な雰囲気を漂わせ、前任の久間防衛大臣の不祥事の後を受けて就任した小池大臣との確執では、したたかな印象を…

犯罪者を庇うリーダは小人では?

先に自治体の年金保険料横領問題を巡り、舛添厚労相が該当する自治体の首長を『小人の戯れ言』と表現したことに関して、今朝の社会面で不適切な表現だったとして撤回する旨のコメントを報じていた。ちょっと残念だった。確かに過激な発言ではある。しかし間…

またもやマスコミのマッチポンプ

メディア、特にTVのマッチポンプ体質は、ホリエモンのライブドア事件を待つまでもなく昔から指摘されてきたことだ。そしてまたもやの事件が起こった。先週木曜日、11日のWBC世界フライ級タイトルマッチで、チャンピオン内藤大助選手に挑戦した亀田3兄弟…

悪徳○○と表現される職業

TVドラマや映画で悪徳○○と枕詞つきで表現される職業には、本来は正義の味方であるはずの職業が多い。例えばサラリーマンや職人にはこの形容詞はつかないだろう。曰く、悪徳政治家であり、悪徳教師、悪徳弁護士、悪徳医師、悪徳坊主etc...普通の職業以上に…

席を譲られた時の動揺

朝日新聞の読者投書欄から、交通機関の中で席の譲りあいに関するちょっと気になる話。投稿主の女性が、あるとき電車の中で前に立っていた若い女性席を譲ろうとした。なぜ若い女性に対して、と思うが件の席を譲った女性は前に立った女性がとてもゆったりとし…

村意識から抜け出せない自治体の首長

次回の統一地方選で、間違いなく落選候補だろうと思しき自治体の首長の名前が、朝日新聞に載っていた。宮城県大崎市の伊藤康志市長と村井嘉浩宮城県知事、さらに大阪府池田市の倉田薫市長だ。何故か? 年金保険料の着服問題で、社保庁が自治体に代わって不正…

表層的な報道に疑問

報道で大切なのは、関係者の発言を含めた出来事など事象を正確にありのままに伝えることもさりながら、実はもっと大事なことはその裏に潜む真実や背景に迫ることである、とこれまでにも何度か述べてきた。誰それさんがこう言いました、こんなことが起きまし…

曖昧な表現の裏から真実を抉り出せ

政治家と金の問題に揺れた阿部政権から福田政権へと変わっても、相変わらずゴシップの種は尽きないようだ。自民党政府を追い詰める役割を担うはずの民主党の最高顧問、平成の黄門様といわれた渡部恒三氏に事務所運営についての不祥事が持ち上がった。今朝の…