メディアの隙間から

10数年にわたるPRマン時代の感性をベースに、メディアに日々接する中で感じた??を徒然なるままにつぶやく。2020年末に本当に久しぶりに再開

2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

感情に流されない論議が必要

奈良での女子小学生誘拐殺人事件以来、性犯罪者の前歴情報を警察や地域社会が管理して防犯効果を向上させよう、との動きが目立つ。並行して議論されるのが、人権や個人情報保護をどうするかの問題だ。1月25日付けの読売新聞解説面の大型コラム「論陣論客」で…

スノータイヤの広告に警告

アメリカでは、広告表現によって生活を脅かされた、あるいは何らかの損害を被ったとして訴訟が起こされる。典型的なものはタバコメーカーの広告だろう。若者が憧れる男らしいいかにもかっこいい表現につられてタバコを吸い始めて何十年、肺がんになった。そ…

身の上相談の読み方

以前にも書いたが、新聞の身の上相談の欄が面白い。中には結構深刻な相談もあるが、所詮他人事だから、と安心して読んでいられる。自分が相談員になった気分で、紙上とは違った回答を用意して、読み比べてみて自分のほうが的を得ているなどと一人悦に入って…

データ・年賀郵便取り扱い数

年賀状はがきの習慣は19世紀末、欧米のクリスマスカードや絵はがきの流行に影響されて始まったといわれている。明治30年代に入ると、毎年正月の初めに年賀状が殺到し、郵便局が混乱するようになった。このため東京郵便電信局は1899(明治32)年、12月20日か…

読めない年賀状

便利な品々を創出してくれた発明家たちには感謝するばかりだが、二人だけ恨めしく思わずにはいられない人がいる。 一人は事件記者の夜回りを考え出した人。誰かははっきりしていて、佐々木武惟という毎日新聞社会部の伝説的な事件記者だ。本題でないので詳述…

『Nipponチャチャチャ』

f[執筆:三木 賢治(みき けんじ)] ジャーナリスト。1949年生まれ。73年、毎日新聞入社。 社会部で事件取材の経験が長く、社会部デスク、編集委員、「サンデー毎日」編集長などを経て、現在は論説委員。 <イラスト提供:原 慶子> (http://home.catv.…