メディアの隙間から

10数年にわたるPRマン時代の感性をベースに、メディアに日々接する中で感じた??を徒然なるままにつぶやく。2020年末に本当に久しぶりに再開

2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

教育基本法改正を巡る与野党の言葉遊び

26日の読売新聞の社説に、「教育基本法改正」を巡る政府案と民主党案とを対比した論評が掲載された。この問題については政府自民党に公明党を加え、それに民主党の改正案が錯綜して右だ左だとの論争が喧しい。争点は「愛国心」らしいのだが、それぞれの主張…

日刊ゲンダイのあまりに大胆な予測記事

秋田県能代市で小1の男子が絞殺された事件を巡って、20日付(19日発行)の日刊ゲンダイが秋田県警大失態か?と報じている。駅売店の売り込み広告では、先の女児水死事故が事件であったのに見逃したかのような断定表現で、思わずびっくりした。確かに先の女児…

場当たり主義の弱腰外務省

3月末の読売新聞が「在上海日本総領事館の電信官の自殺事件」を巡って、遺書を公開したが、その続報である。中国諜報機関からの圧力が自殺の原因となったにもかかわらず、相変わらず中国当局は無関係を表明している。ところがこの厚顔な中国側の発言の論拠…

無視できない隣国の環境汚染

環境汚染は、基本的には国内問題であり他国がとやかく言えない面がある。しかしその範囲が極めて広範で、ましてや該当する国自体に対策を講じようとする意識が希薄、あるいは手段を持ち得ない場合は、立派な国際問題だ。アジアの大国、中国は方やでは地球規…

無策に過ぎた竹島問題

竹島の領有権を巡る日韓の緊張は、ここしばらくは解けることはなさそうな気配だ。韓国政府が、4日付で竹島の管理のために今後5年間で41億円を新たに投入すると発表したのだ。すでに竹島には韓国の灯台や宿泊施設、警備のための常駐人員が配置されている。そ…

<データ・小中学校数と児童・生徒数>

小学校は明治初期にすでに全国で2万8000校を数えていたほどで、今日まで人口の変動ほどには変化していない。明治政府は学制施行後、津々浦々に懸命に尋常小学校を建設して義務教育の徹底を図り、近代国家の礎を築いたということなのだろう。 戦後はベビ…

はじまりは給食

冷たい雨が降る、うっとうしい日だった。古びた木造校舎の教室には生温くすえた空気がよどみ、水蒸気がびっしりと窓ガラスを覆っていた。先に登校した何人かが、片隅を指差してキャーキャー騒いでいるので、何事かと覗いてみると、床板の上で太くて大きなと…

『Nipponチャチャチャ』

[執筆:三木 賢治(みき けんじ)]ジャーナリスト。1949年生まれ。73年、毎日新聞入社。社会部で事件取材の経験が長く、社会部デスク、編集委員、「サンデー毎日」編集長などを経て、現在は論説委員。◎日本の文化や習慣をテーマに、いろいろなデータを踏…