メディアの隙間から

10数年にわたるPRマン時代の感性をベースに、メディアに日々接する中で感じた??を徒然なるままにつぶやく。2020年末に本当に久しぶりに再開

データ・年賀郵便取り扱い数

 年賀状はがきの習慣は19世紀末、欧米のクリスマスカードや絵はがきの流行に影響されて始まったといわれている。明治30年代に入ると、毎年正月の初めに年賀状が殺到し、郵便局が混乱するようになった。このため東京郵便電信局は1899(明治32)年、12月20日から30日までに投函された年賀状郵便物を特別扱いとし、元旦に配達させるようになった。 さらに、1903(明治36)年には「年賀特別郵便」の制度も誕生した。12月15〜28日までに差し出せば、年内は配達受け持ち郵便局で保管し、翌年1月1日から配達する特別扱いの制度のことだ。この制度は日中戦争下の40年に停止されたが、戦後の48年から復活。翌49年12月からはお年玉くじ付きの年賀用郵便はがきも発売されている。1935年末の取り扱い数は7億8000通を数えたとの記録があり、年間の郵便物総数の1割6、7分を占めたといわれている。この比率は昨今の大差がない。

       国内郵便物総数   年賀郵便物
1985年度   16,920      3,118
1990      22,338      3,510
1995      24,263      3,609
2000      26,114      3,615
2001      26,216      3,509
2002      25,647      3,347
              (単位・100万通)

                                                                                                                                            • -